
リアキャリパーのオーバーホールとキャリパー塗装をしてみました。
上の画像は整備書のリアブレーキ周りのパーツ構成図です。

これはキャリパーとピストンの構成図

FD3S用のブレーキキャリパーOHシールキットです。
ヤフオクを利用してフロントとリアの両方で5200円で落札しました。

リアのオーバーホールで交換するパーツです。
実は今回、赤丸の部品がどうしても取り外せずに交換を断念しました。
しかし特に破損や劣化している様子もなかったので大丈夫かなと、、、、。
青丸の部品は何に使うのかが分かりませんでした(;^ω^)
整備書を見てもどこにもそれっぽい部品はどこにもないし、、、、無視しました。

まずは車をジャッキアップしてウマをかけてタイヤを外します。
フロントバンパーがありませんが気にしないで下さい。

リアのブレーキキャリパーです。

サイドブレーキを緩めておきます。
次にケーブルブラケットのネジを外してサイドブレーキケーブルを外します。

はい!取れました~!

ガイドピン(上)とロックピン(下)を外します。

キャリパーを矢印の方向に引っ張って外します

本当は次にブレーキパッドに付いているVスプリング(赤丸のパーツ)を外すのですが、何故かありませんでした(汗)もう片方のリアキャリパーにはあったのですが、、、、。
しかし無くても特に問題はないような気も、、、、。

奥側(ピストンが当たる側)のブレーキパッドを外します

またキャリパーを取り付けます

ピストンがローターに当たるまでブレーキを踏みます(ブレーキを踏むとリザーバータンク内のフルードが減ります、フルードがMINレベルを下回らないようにしましょう!)
上の写真はまだピストンが引っ込んでいる状態です

上の写真はピストンが押し出されている状態です。
このピストンを押し出す作業を行わないとピストンを取り外すのに物凄い労力を要することになります。

再びキャリパーを外し、ブレーキパッドを外します

赤丸のボルトを緩めてマウンティングサポートを外します

外れたマウンティングサポートです

次にブレーキチューブのボルトを緩める作業を行うのですが、この部分のボルトがかなり柔らかい材質で出来ていて、普通のスパナなどで外そうとするとかなりの確率で舐めしてしまします。

実際に自分は舐めしてしまい、(やべぇ!これマジで取れねぇ!これ取れないとオーバーホール出来ないやん!)と途方に暮れていました。
ホームセンターに行って舐めてしまったボルトを取れる工具を探してみた所、こんな工具を見つけました!結果はバッチリでしたよ~(^-^)

ブレーキチューブのボルトを少し緩めたらストッパーを外します。

さらにボルトを緩めてブレーキチューブを外します。
ブレーキチューブを外したらフルードがポタポタと垂れてくるので、急いで先端にブリーダキャップを被せ、キャップをぎゅ~~っと押し付けるように土台との間に工具などを置きます。

ちなみに被せるキャップはここにあります!

外したキャリパーです。汚いわい!(´゚∀゚`)

外したその他部品。これも汚い!

ブリーダスクリュを外します。
ブレーキフルードが沢山垂れてくるので気をつけて下さい。

ブレーキホースを外します

マイナスドライバー等でピストンブーツを破ります

レンチをガムテープで養生してピストンを反時計回りに回して外します。
あらかじめピストンを押し出す作業をしていれば簡単に取れます。

取り外したピストンです。汚いにも程があんわ!

実は最初にキャリパーのオーバーホールをした時、ブレーキを踏んでピストンを押し出す作業をしなかった為、ピストンを外すのに物凄く苦労しました。
全く飛び出ていないピストンを回して外すためにペンチを溝に引っかけ、手が痛くなるほどに力を入れても少ししか回らず、それを何回も何回も繰り返してやっとのことで外しました。ペンチはひん曲がって壊れましたよ(汗
しかもペンチの先をガムテープで養生しなかったのでピストンはかなり傷つくハメに(涙)
養生したら滑って回せなかったんです(´;ω;`)

ピストンブーツを引っ張って外します

マイナスドライバーでブーツリングを外します

取り外したブーツリングです。
リングには切れ目がありますが、切れ目の部分をマイナスドライバーでこじって外すのがコツです。

ピストンシールを外します

次にスナップリングを外すのですが、これには特殊な工具が必要です

自分の場合はスナップリングを外すために100円ショップでこんなものを買って来ました。

しかし工具の先端がスナップリングの穴に入らなかったので、100円ショップで買ってきたダイヤモンドヤスリを使って工具の先端を細く削ります

こんな感じでリングを掴めるように削りました。

ではスナップリングを取りましょう

よしっ!取れた~♪
しかし覚悟しておいて下さい!取るのは簡単なのですが、ハメるのは物凄く大変です(´-∀-`;)

ガムテープで養生したプライヤーでアジャスタスピンドルを引きぬきます

引き抜いたらアジャスタスピンドル以外にも色々付いてきました

プライヤーを使ってレバースプリングを外します

オペレーティングレバーを引きぬきます

本当はレバーブーツも外して交換する必要があるのですが、どうしても外れなかったので断念しました

この汚れがこびりついたキャリパーをマジックリンとステンレスブラシをを使って掃除したんですが、完璧に綺麗にすることは出来ませんでした。もう大変すぎました!

掃除が終わったキャリパーです

塗装したくない部分にティッシュを詰めます

今回はメタリックブルーに塗装するのですが、その前にメタリックシルバーで下地塗装しました。
使用したのはラッカースプレーで耐熱ではありません。本当は耐熱が良かったんですが、耐熱でなくても大丈夫だという声があったので。
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マウンティングサポートも掃除する前に部品を外します。

外した部品です。
上から順番に
・ガードプレート
・パッドクリップ4個
・ピンブーツ2個
ピンブーツは交換するので捨ててOK!

ロックピンも掃除する前に先端に付いているブッシュを取ります

マジックリンでの掃除が終わったマウンティングサポートです。
まだ汚れていますが、大変なので妥協しました。

穴にティッシュを詰めて塗装しない部分を塞ぎます

まずはメタリックシルバーで塗装

次にメタリックブルーでの塗装です
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~後編に続きます~
ブレーキキャリパーオーバーホール(リア) 後編




















