さて、ショートエンジン組み付け編の後半です!
今回もまたまたアクシデントが起きてしまいました
∑(*゚ェ゚*)
もうやだ、、、、。゚(゚´ω`゚)゚。ピー

まずはエキセントリックシャフトのリヤ側にキーを取り付けます。
フライホイールを取り付けます
フライホイールの回り止めを行います。
純正の回り止め工具を持っていないので写真のような感じで回り止めを行いました。
矢印部分のステーはホームセンターで買ってきたもので、丸部ではフライホイールのギアとネジ部の間にボックスレンチをかませてあります。
エンジンの下に当て木を置きます。
こうしないとフライホイールのロックナットを締め付ける時にきちんと力を加える事が出来ないので、、、、
フライホイールロックナットのネジ部とフランジ部にTB1184を塗布します
こんな感じで塗布しました。
TB1184です。
実は今回、フライホイールロックナットにTB1184を使用するにあたって結構悩みました。と言うのもフライホイールロックナットを締め付けに使用するシール類を調べた結果、情報がバラバラだったんです。
【フライホイールロックナットに使用するシール類】
整備書 → ロックナットのネジ部:ネジロックスーパー フランジ部:ジョインタールNO.1
ナイトスポーツOHDVD → ロックナットのネジ部:シール材(名称不明) フランジ部:無し
某サイトA→ ロックナットのネジ部:TB1207B フランジ部→TB1207B
某サイトB→ ロックナットのネジ部:TB1194 フランジ部→TB1194
整備書で指定されている「ジョインタールNO.1」は2009年で取り扱いが終了しているそうで、マツダのディーラーではそれ以降「TB1194」を使用しているという情報がありました。しかし2014年現在ではTB1194も生産が終了しており、後継品として「TB1184」があったのでコレを使用することにしました。
ネジ部にネジロック剤を使用するかどうか悩みましたが、ネジロック剤を使用してフライホイールロックナットを締め付けている人はいない感じだったので、ネジ部にも同じTB1184を使用する事に!
上で記載してあるように、某ブログAではTB1207Bを使用していましたが、整備書ではTB1207Bは別の部分で使用されていたので却下しました。
さて、これでフライホイールロックナットを締め付ける準備ができたわけですが、締め付けるトルクがかなり大きく、400~490Nm(40~50kgf・m)と言うとんでもない力が必要になってきます。
しかしそんな大きなトルクを測ることの出来るトルクレンチなんぞ持っておりません!
ではどうやってトルクを測るのか!?
別サイトの画像を拝借させてもらいましたが、例えば20kgfのトルクと言うのはどういう力かと言いますと、軸に付いた1mの柄の先に20kgの重りを付けた場合の軸を回転させる力を表します。今回は50kgfのトルクを掛けたいわけですから、1mの柄の先に50kgの力を加えればいいわけです!
てなわけで、じゃ~~~ん!!!こんな感じで準備してみました!
ショートエンジン分解編でも使用した1m40cmのパイプを使用し、ロックナットから1mの所に印を付けてそこを握り、体重計に乗って力を入れます。
自分の体重は60kgなので、体重計が10kgを指せば50kgの力が掛かっていることになります。
こんな感じで締め付け完了出来ました!!!
次にフロント側が真上を向くようにエンジンを傾けます
手で仮止めしておいたボルトを外します
スラストプレートの面取り側にオイルを少量塗布します。
矢印のように内側が斜めになっている方が面取り側です。
こちらは反対側です。内側が面取りされていません
面取り側を下にしてスラストプレートを取り付けます
スペーサーを取り付けます
ニードルベアリングを取り付けます。
取り付け前に取付面にオイルを塗布し、取り付け後にも上の面にオイルを塗布します
プレートを取り付けます
ボルトのネジ部にオイルを少量塗布して締め付けます
締付けトルクは16~22Nmです
ニードルベアリングを取り付けます。
取り付け前に取付面にオイルを塗布し、取り付け後にも上の面にオイルを塗布します
バランスウェイトの接触面にオイルを塗布します
スラストワッシャーをバランスウェイトに取り付けます。
先ほどオイルを塗布したので取り付けると張り付いてくれます
バランスウェイトを取り付けます
オイルポンプ・ドライブギアを取り付けます
ディストリビューター・ドライブギアを取り付けます
キー(ロング)を取り付けます。
角の丸い方が下側になるようにします
赤丸部分が角の丸い方です。
プーリーボスを取り付けます
プーリーボルトのネジ部にオイルを少量塗布し、24~28kgf・mのトルクで締め付けます。
大きなトルクですので、フライホイールロックナットと同じやり方で締め付けました。
フロント側が横を向くようにエンジンを回転させ、こんな感じでマグネット式のダイヤルゲージを設置します。ゲージの先端はプーリーボスの面に当てます。
次にフライホイールの回り止めを解除し、フライホイールを前後させてエキセントリックシャフトのエンドプレーを測定します。
エンドプレー標準値:0.04~0.07mm
エンドプレー限度値:0.09mm
自分の場合は0.06mmでしたε-(´∀`*)
フロント側が真上を向くようにエンジンを回転させ、プーリーボルトを外します。
※プーリーボルトを取り外した後、再びプーリーボルトを締め付けるまでエンジンのフロント側を下に向けないで下さい。スペーサがニードルベアリングを噛むことがあります。
プーリーボスを外します
ディストリビューター・ドライブギアを外します
オイルポンプ・ドライブギアを外します
本当はここでキー(ロング)を外すのですが、どうしても外せなかったので仕方なくバランスウェイトを外してからキー(ロングを)外すことにしました。
という訳でバランスウェイトを外します
キー(ロング)を外します
バランスウェイトを取り付けます
オイルポンプにオイルを充填します
ボルトにオイルを少量塗布し、オイルポンプを取り付けます。
締付けトルクは7~10Nmです。
取り付け後はシャフトを回転させてスムーズに動くことを確認して下さい。
オイルポンプにキーを取り付けます
オイルポンプスプロケット、チェーン、ドライブギアをこのように組み付けます
先ほど組んだ部品を組み付け、回転させながらチェーン部とギア部にオイルを塗布します
角が丸くなっている方を下にし、キー(ロング)を取り付けます。
次はこの新品のロックワッシャーを使用します。
品番:999791200
価格:97円
ロックワッシャーの出っ張りとオイルポンプスプロケットの穴を合わせて取り付けます。
次はこのナットを使用します。
品番:999221200
価格:140円
オイルポンプスプロケットにナットを取り付けます。
締め付けトルクは32~46Nmです
マイナスドライバーの頭を金槌で叩き、ワッシャーをある程度押し上げます
この位押し上げればOKです
レンチを使用してワッシャーを完全にかしめ、ナットをロックさせます。
出来ました!こんな感じです!
ディストリビューター・ドライブギアを取り付けます(ギア部にオイルを塗布して下さい)
赤丸部分にワセリンを塗っておきます(あとで取り付けるOリングの脱落防止のため)
フロントカバーのガスケット取り付け部分にもワセリンを塗ります
フロントカバーガスケットを取り付けます。
(※エンジンOHガスケットキットに付属します)
次にこのバックアップリング(左)とOリング(右)を使用します
(※エンジンOHガスケットキットに付属します)
まずバックアップリングを取り付けます
次にOリングを取り付けます。
ちなみにエンジンを分解した時に、ここにバックアップリングとOリングはありませんでした(´-∀-`;)
フロントカバーのオイルシールリップ部にグリスを塗布します。
使用したのはリアステーショナリギアのオイルシールリップ部にも使用したヤマハ・グリースBです。
フロントカバー内のメタリングオイルポンプのギアにオイルを塗布します
フロントカバーを取り付け、ボルトで締めます(ボルトのネジ部にはオイルを少量塗布して下さい)
締付けトルクは16~22Nmです。
プーリーボルトを取り付けます
プーリーボルトにOリングを取り付けます(Oリングにはワセリンを塗布)
(※エンジンOHガスケットキットに付属します)
サーモペレットの先端にワセリンを塗り、プーリーボルトに取り付けます
さらにスプリングを取り付けます
プーリーボルトのネジ部とフランジ部にTB1184を塗布します。
プーリーボルトを挿入して24~28kgf・mのトルクで締め付けます
次にこのオイルストレーナーのガスケットを使用します
(※エンジンOHガスケットキットに付属します)
ガスケットを介してオイルストレーナーを取り付けます。
締付けトルクは9~12Nmです。
オイルパン取付部を脱脂し、TB1215を塗布します
TB1215です
オイルパンのボルトを取り付けます。
締付けトルクは9~12Nmです。
次にこのエンジンマウントブラケットを取り付けます。
遮熱板の付いている方(右)をエキゾースト側に取り付けます
エンジンマウントブラケットを取り付けます
締付けトルクは75~93Nmです。
これでショートエンジン完成です\(^o^)/
長い作業でした!気がついたらもう外は暗くなっていました。
使用したビニール手袋や工具などが散乱していて片付けるのにも一苦労です(´-∀-`;)
おやっ!?冒頭で「今回もアクシデントが、、、、」とあったのに、特にトラブルもなく完成しましたね!
いやいや、あったんですよ!アクシデントが!!
それはショートエンジンが完成してから2日ほど経った時のことでした、作業時の写真の編集などを行ってこの記事を書いている時のことです。
カタカタカタカタッ(キーボードを叩く音)
「オイルポンプスプロケットにナットを取り付けます」
カタカタカタカタッ(キーボードを叩く音)
「締め付けトルクは32~46Nmです」
(よしっ!入力完了っと!!!)
んっ!?
あれっ!?
締付けトルク32~46Nm、、、、、
やべぇ!!!ここのナット締め付けた記憶がねぇぇぇえええ!!!
手締だけで終わらせちまったぁぁぁぁぁああああん
<(;゚;Д;゚;)>
この事に気づいた瞬間めちゃくちゃ焦りました。
何故なら締め忘れたナットを締める場合、オイルパンを剥がし、フロントカバーを開けると言う作業が待っています。ナットをロックしたワッシャーはカシめてあり、再使用不可だから注文しないといけませんし、フロントカバーを開けるのでヘタしたらフロントカバーガスケットも交換する必要が出てきます(:_;)
めっちゃ悩みました!めっちゃ考えました!(本当に手締めだけで終わらせたっけ?本当にトルクレンチで締めてなかったっけ?どうだったっけ?)でもどれだけ思い返しても、きちんとトルクを掛けて締めた記憶が浮かんできません(TOT)
という訳で作業のやり直し決定(T_T)
まずはオイルパンを外します。後でまた取り付けるのでガスケットもきちんと取り除かなくてはいけません。次にエキセントリックシャフトロックボルトもでかいトルクを掛けて外します。そしてフロントカバーを開けました。幸いなことにフロントカバーガスケットは再使用できる感じです。
そしてロックワッシャーのカシメを解除し、ロックがきちんと締められているかどうか確認してみると、、、、、
ちゃんと規定のトルクで締められていました((´∀`*))
ナンテコッタ/(^o^)\
当初はロックワッシャーを再注文するつもりだったんですけど、カシメを解除した部分とは別の所でカシメる事により再利用することが出来ました。恐らく問題無いと思います。
という訳で面倒くさい作業をまた途中からやり直してなんとかショートエンジンを完成させることが出来ましたぞい!
なんか本当、、、、、トラブル続きだなぁ、、、、、
この先もこんなトラブルばっかりなんだろうか?
